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介護が始まった日に思う

 

鹿児島より

リッチゆかりです。

 

白いお花が大好きです。

特に小さなお花が好き。

なのに

白いカサブランカは特別。

 

華やかさの中にしなやかさ

を感じるからかなぁ。

 

 

2010年10月21日

80歳だった母が

クモ膜下出血で倒れました。

 

遠距離介護の始まった日。

 

そして

ワタシの修行が始まった日。

 

 

 

両親が75歳を過ぎたころから

 

パスポートの管理

費用の心づもり

夫への緊急時の態度表明

 

こういったことは

整えておいたの。

 

・・とはいえ

次々と思いがけない課題が。

 

現実は

想像を超える。。

 

そして

それこそが修行なのね。 

 

 

 

 

倒れた母のことは病院に任せ

ワタシの大きな役割は

父の心のケアだった。

 

こんなはずではなかった。

 

そう頑なに思い

そこから動けない父の心に

どんな風に寄り添えるだろう。。

 

 

大丈夫、一人じゃないよ。

 

笑顔でそう語りかけながら

 

同時に

もしもの事を考えていた。

 

 

両親ともに

介護保険の申請もしていなかった。

 

嫌がる父を

市役所に連れて行き、窓口で相談。

 

 

帰りのタクシーの中で

父はうつむきながら

絞り出すような声で言った。

 

 

俺は・・

国に世話になるほど

落ちぶれていない。

 

 

いえいえ

そうじゃなくって。。

 

 

 

父の中の

プライドや

認めたくない気持ちや

いらだちが

言葉になって表れた。

 

昭和一桁生まれ。

 

戦争に青春を奪われ、

屈辱をバネに生きた世代。

 

時代の流れや

社会の仕組みに

なかなかついていけない。

 

忍の一文字を美徳とする

そんな父が

一体何を望んでいるのか。

 

わかろうとしても

わからない。

 

そう、

わからないのである。

 

だから、

わからなくってよいのである。

 

いえ、

よいことにしたの。

 

 

 

そして、

どうしたいのか聞いた。

 

 

お父さん、

どうしたいの?

 

ワタシ、

どんなふうに

お手伝いしようか。

 

できない事は

できないとはっきり断り

 

そのうえで

必ずできる事を提案。

 

 

誠意をもって対応すれば

道が見えてくる。

 

 

涙でかすんでいた道が

見えてくる瞬間があるんだ。

 

 

ワタシの経験は

あなたのこれからの課題

かもしれない。

 

 

記念日を迎え

また改めて思う。

 

まずは

自分自身のケアが

たいせつなのね、

ということを。 

 

 

この思考習慣のために

 

心ほどける「えにし」

 

心よろこぶ「ゆらく」

 

心ふかまる「いぶき」

 

*この3本がお手伝い。

 

活用することで

意識が変わっていく。

 

あなたとワタシの

よりよい未来のために。

 

デュアルライフ、本日も続行中。

今日もしあわせ。

また、おはなししましょ。